瞬間展を終えて
3月11日~18日の8日間、鹿角市花輪のカフェ kotoriusagi さんを会場に、
「move~心が動く瞬間展~」という写真展を開催いたしました。
11日の写真展初日のレセプションパーティーには、大館市在住のギタリスト「BIOTOP」さんを招い て、
ギターの生演奏をしていただき、とっても素敵な夜になりました。
kotoriusagi さんの店主の方に、コーヒーのドリンクと可愛らしいお菓子を出していただき、
その日は 夜のパーティーだけで20人近くの来場者がありました。
展示した作品はテーマにあるように、主に一瞬を捉えた写真や、時が止まったような写真の他に、
春らしい写真を交えながら、鮮やかな作品を展示しました。
お客さまの反応は様々でした。
各々で一番のお気に入りの写真が違いましたし、いろいろな物語を感じながらご覧になる方もい らっしゃいました。
写真に興味があり、写真の勉強にきました!という小学生もいて、ドキドキしてし まいました(笑)
また、想像していたものと違い、若い感覚の写真で、ちょっと理解できなかった。とおっしゃる方も いらっしゃいました。
今まで誰かに自分の写真を見てもらうという機会は SNS くらいしかなかったので、
今回、いろんな 方から様々な意見を直接目の前で聞くことができたことがとても嬉しかったですし、
今後写真を撮 る上での参考にもなりました。
お客様の一言ひとことが本当に胸に響きました。
展示が終わり、撤収作業をする頃には感謝の気持ちと緊張の糸が切れたのもあり、
胸がいっぱい で涙が溢れてしまいました(笑)
無名の鹿角の一般市民が、 「こういうことをやってみたい!」というアイディアを出した時に、
「じゃあやってみよう!」「こうするともっといいかも!」と賛同してくれる人もいなければ、
貸してくれ る場所もなく、若者が何かにチャレンジすることに対して、
やったことのない人の後ろ向きな発言に より企画倒れになったという話をいくつかきいたことがあります。
・人は来るの?
・それをやるからなんなの?
・ダレトク?(誰が得をするの?)
・無駄なお金の使い方では?
など、鹿角に限ったことではなく、田舎はチャレンジをすることも良く思われなく、
やらない理由を探 すような雰囲気や環境だと私はモヤモヤと感じておりました。
写真展の話をした時に、私の周りにはどういうわけか、
そのようなネガティブな発言をする人が少な く、 「やってみたら?」「やってみよう!」「きっとできる!」「協力するよ!」と、背中を押してくれる人た ちばかりだったので、
有り難いことにポンポンと話が進み、スムーズに当日を迎え、そして無事に写 真展を終えることができました。
この写真展のことを知ってくれた方の中から、
何でもない普通の一般市民でも、大きい小さいにかかわらず、
「田舎である鹿角でもできることは あるかもしれない。」
「やってみよう!」という気持ちがほんの少しでも芽生えてもらえますように。
そして、その周りの人も、背中を押してあげる環境や雰囲気作りができる方が少しでも増えますよう に、
と心から願っております。
たくさんの方々のご協力と支えがあり、この写真展は無事終えることができました。
これを第一歩として、もう一歩!更にもう一歩!!と次に繋げなければと強く思っております。
この場を借りて、足を運んでくださった方々、SNS 等でコメントやメッセージをくださった方々、
この 写真展に興味を持ってくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。
本当に本当に、ありがとうございました。